宅建の平均点は〇〇点!?|平均点と合格点の差は?

宅建の平均点

宅建の平均点を知りたい方へ。

「宅建試験の平均点ってどれくらいなの?」
「平均点と合格点の差ってどれくらいなの?」

本記事では宅建の平均点を公開されているデータから統計的・数学的に導きました。そして、宅建試験に臨む上での平均点の捉え方について解説します。

記事の内容

なぜ、データが公開されていないのに、平均点が30点前後だと言えるのか?
宅建に合格するためには、月並み(平均)より1割だけ頑張ろう!
5点免除は宅建合格のための魔法の杖

宅建の平均点って何点なの?

宅建の平均点は30点前後です。

つまり、平均の正答率は約6割ということになります。
宅建の合格点は、例年ですと35点前後ですので、合格するためには平均点より約1割(5~6問)おおく得点する必要があるということです。

なぜ、データが公開されていないのに、平均点が30点前後だと言えるのか?

宅建は年間20万人もの人が受験する試験ですが、試験の得点分布は公には発表されていません。

しかし、統計学の分野では、母集団の数が多ければ多いほど、その分布は正規分布に近づくという定理があります。

よって宅建試験についても、その得点分布は下のような、左右対称の山型の得点分布(正規分布)になることが理論上推定されます。

正規分布

次に、宅建試験は四肢択一(4つの選択肢の中から正答をひとつ選ぶ形式)×50問の試験です。
よって、たとえ適当にマークシートを塗りつぶしたとしても、「50問×1/4≒12」という確率論で、すくなくとも12点前後は得点することが出来る試験ということです。

さきほど、宅建試験は分布になるということを記述しました。よって、確率論によって少なくとも12点前後を得点出来るという前提を考慮すると、恐らく試験全体の得点分布の中で、最も少ない人数となるのは50点前後と12点前後であることが推測されます。

図にすると、下のようなイメージです。つまり、12点を最小、50点を最大とし、これらの点数を対称とするような正規分布を、宅建試験に当てはめて考えることが出来るということです。

最小を12点、最大を50点とする正規分布

ゆえに、この正規分布図に従うと、12点と50点のちょうど真ん中である31点前後が、宅建試験の平均点であることが理論上妥当といえます。

正規分布に基づくと31点が平均点となる

仮に、12点未満の得点者がもう少し多く、9~10点が得点分布の最小値だとすると仮定しても、平均点は29~31点という範囲に収まることになります。


また、別の切り口として「比例式」から宅建の平均点を推測する方法もあります。

宅建の合格者は受験生全体の約15%であり、合格点は35点前後です。宅建試験の得点分布が正規分布に従うとすると、合格点の35点は偏差値でいうところの60に相当することになります。

求めたい平均点をXとすると、
「35:X=偏差値60:偏差値50」という比例式が成り立ちますので、
この式から平均点Xを求めると平均点X≒29となります。

以上のことからも、宅建試験の平均点は29~31点であると考えるのが統計的・数学的にも妥当です。

宅建に合格するためには、月並み(平均)より1割だけ頑張ろう!

例年、宅建試験の合格点はおおよそ35点に位置します。

前段の考察に基づき、宅建試験の平均点が30点前後と仮定すると、平均点より5~6問多く正解することが出来れば、合格できる可能性がグッと高まることになります。

点数の割合にして、約1割の得点です。

つまり、平均的な人より、1割だけでも頑張ることが出来れば、宅建に合格できるということです。

宅建の難易度について「合格者が上位15%」という事だけでは、なかなかその難しさを実感値として捉えることは難しいですが、「平均点より1割(5~6点)だけ高い点数を取ることが出来れば、合格できる」と考えれば、「やれば出来るかも・・・」と思いませんか。

宅建試験はやればできる!

5点免除は宅建合格のための魔法の杖

「平均点より5~6点だけ高い点数を取ることが出来れば、合格できる」という話をしましたが、実は宅建には無条件で5点を獲得できる制度があります。

それが「5点免除」という制度です。
これは50問ある試験問題のうち、問46~問50までの5問を無条件で正解にしてくれるという制度です。

つまり「平均点より5~6点獲得できれば合格できる宅建試験」において、無条件で5点を獲得できるこの制度は、ある意味”魔法の杖”ともいえるような制度です。

使える人は絶対に活用するようにしましょう!!

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さとし

不動産の仕事に携わって10年。宅建受験生のみなさんに、不動産のおもしろさを伝えたい!!そんな想いでこのサイトを運営しています。

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