宅建は独学でも合格できる|宅建合格者の10人に〇〇人は独学

宅建に独学で合格

宅建の独学について知りたい方へ。

「宅建って独学で合格できるの?」
「独学する時に注意すべきポイントは?」

本記事では、私が独学合格した経験をもとに、宅建の独学合格法について解説していきます。

記事の内容

✋ 固めに見積もっても、宅建合格者の5割は独学で受かっている
おおくの人が見落としがちな、宅建に独学合格するための2つのツボ

宅建に独学で合格できるの!?

宅建は独学でも合格できます。

なぜなら、実際に宅建に合格している人の半数以上、もしくは6~7割は独学で合格しているからです。

そして宅建に独学で合格するために、おおくの人が見落としがちな、あるポイントがあります。このポイントを抑えるだけで独学合格の確率がグッと高まります

宅建を独学で勉強

すくなく見積もっても、宅建合格者の5割は独学で受かっている

年間約3万人の宅建合格者のうち、独学で合格した人の割合を調査していくと、すくなくとも合格者の約半数は独学で学習していることが分かります。

受験予備校が公表している合格者数は?

下記は、宅建受験生向けの学習講座を開設している大手予備校の合格人数を調査したものです。

これらの合格者人数を合計すると、約7800人という人数になります。

受験予備校が把握しきれていない通学・通信合格者数は?

ただし上記の数値には、下記の合格者が含まれていません。
(ア)合格者数が未公表の予備校での宅建合格者
(イ)予備校に合格を申告していない宅建合格者

(ア)の人数ついて考えてみます。
予備校の中でも受講者数が多い、いわゆる大手予備校では、すでに合格者数は公表されています。一方で、合格者数を公表していないのは小規模の予備校がほとんどです。よって(ア)の人数については「一予備校200人」程度で見積もれば十分でしょう。(ア)の人数を、10予備校×200人で2000人と仮定します。

(イ)の人数について考えてみます。
この人数は、予備校合格者において、合格を申告する者の割合がどの程度かによります。各予備校(とくに大手)では事前採点サービスや申告者にプレゼントを用意する等で、なるべく多くの申告(特に合格者)を集めることに工夫を凝らしています。申告割合は5割程度(100人いれば50人が申告する)と考えておけば十分ではないでしょうか。よって(イ)の人数を、既に公表されている人数と同程度の7800人と仮定します。

以上を踏まえ、未公表の通信・通学による宅建合格者数を9800人とします。これだけ固く見積もれば十分です。

通信・通学の合格者数は?

受験予備校が公表している通信通学合格者数7800人、そして、そこから推測される未公表の通信・通学合格者数9800人、以上を合計すると、通信・通学の宅建合格者数は固めに見積もった場合でも17,600人です。

例年の宅建合格者数は35,000人前後ですので、以上のことから

宅建合格者の少なくともその半数近く、もしくはそれ以上の6~7割近くの人が独学で合格を勝ち取っている

という事が結論付けられます。

合格者の半分は独学

おおくの人が見落としがちな、宅建で独学合格するための2つのツボ

宅建受験生の多くが弱点としているポイント

「宅建に独学で合格しよう!」となると、どうしてもその勉強法ばかりが注目されがちです。

しかし勉強法という点では
①知識を体系的にインプットすることを目的とした「テキスト学習」
②実際の試験形式に合わせてアウトプットすることを目的とした「過去問学習」

という2本柱があり、これは「通学」・「通信」・「独学」、どの学習法を選ぼうが基本的に変わることはありません。

テキストや過去問についても、各出版社から十分すぎるほどの教材が出ています。

むしろ「独学」で学習する人が特に優先して取り組むポイント(逆にいえば、多くの人にとって弱点となっているポイント)は、「時間管理」「モチベーション管理」です。

特に働きながら宅建合格を目指す人にとって、このふたつの課題をクリアできれば、合格の可能性がグッと高まるはずです。

時間管理とモチベーション管理

宅建受験における「時間管理」と「モチベーション管理」とは?

宅建合格に必要な時間管理とは「合格する為に必要な勉強時間・スケジュールに見通しを立てて、その時間を捻出できるように自己管理すること」です。

モチベーション管理とは「合格する為に必要な学習量を確保する為、自らのやる気を継続・維持できるよう、動機付け・自己管理すること」です。

例えば「時間管理」でいえば、通学の場合、あらかじめ授業の時間が決まっているので、とりあえず指定された時間に学校に向かうことで学習を前に進めることができます。受け身という点はよろしくないのですが、自分で深く考える必要性が低くなります。また、先生が授業のなかで、勉強計画についてある程度アドバイスしてくれることもあるでしょう。

また「モチベーション管理」という点でいえば、通信・通学では周りにおおくの受験生(同期)がいたり、先生がお尻を叩いてくれます。空いている教室を自習室として開放してくれている予備校もありますので、他人の力を借りたり、環境や場所の力をつかって、モチベーションを維持することができます

一方で、独学の場合、上記のような「時間管理」「モチベーション管理」の多くを原則自分ひとりで行わなくてはなりません

むしろ現代では、学習教材が進化・充実しており、勉強方法の違い(独学⇔通信⇔通学)による教育格差は限りなく少なくなっています。そういう意味でも、宅建の合否を分けるのは時間管理とモチベーション管理にあるとも言えます。

実際に、通信・通学者といえども、試験本番までの時間管理・モチベーション管理が上手くいかず、結果、勉強不足で落ちる方もたくさんいらっしゃいます。

時間管理とモチベーション管理はスマホアプリを利用しよう!

ひと昔は「時間管理」や「モチベーション管理」は、通学者だけが得られる特典のひとつでした。

しかし今はテクノロジーの発展があります。

テクノロジーの使い方次第では、通学者以上に「時間管理」と「モチベーション管理」を上手くこなすことだってできます。下記の記事では、社会人として働きながら7つの資格に合格した私が実践した、スマホアプリを活用した「時間管理」と「モチベーション管理」方法を紹介しています。

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さとし

不動産の仕事に携わって10年。宅建受験生のみなさんに、不動産のおもしろさを伝えたい!!そんな想いでこのサイトを運営しています。

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