
宅建の勉強時間について知りたい方へ。
「宅建に合格するには、どれくらいの勉強時間が必要?」
「勉強時間が捻出できるか不安・・・」
本記事では、宅建に独学合格した経験をもとに、宅建の勉強時間・スケジュールの立て方について解説します。
✋宅建合格に必要な勉強時間の目安は300~400時間!
✋目標の勉強時間を定めてスケジュールを組んでみよう!
✋勉強時間がない!の原因を探る3ステップ
宅建合格に必要な勉強時間ってどのくらい?
宅建合格に必要な勉強時間の目安は300~400時間です。
宅建の勉強をスタートする前に、目標とする勉強時間を定めて本番までのスケジュールを立てましょう。
そして、スケジュールを立ててみると多くの人が「時間が足りない!」という悩みに直面します。次はその原因を探り、解決策を打っていきましょう!
宅建受験生の多くは、働きながら合格を目指しています。時間を制することで、宅建合格の可能性がグッと高まります。

宅建合格に必要な勉強時間の目安は300~400時間!
大手予備校によると、宅建合格のための勉強時間の目安は、おおむね300~400時間となっています。

もちろん、ネットや予備校の合格体験記を見ていると、なかには目安となる学習時間よりも、短時間で宅建に合格している人もいます。
これは、個々人の学習能力に差があること、そして、もともと保有している予備知識量に違いがあるためです。
とくに宅建は、他の法律資格と出題範囲が重複している部分があります。
他の法律関係の資格をすでに保有していれば、当然、予備知識が多くなりますので、はじめて学習する人よりは短い勉強時間で、宅建に合格できることになります。
しかし、とくに宅建初学者は、勉強をはじめる前から、勉強時間を甘く見積もるのは禁物です。宅建学習をスタートする際には、まずは平均的な学習時間「300~400時間」をひとつの目安としてスケジュール・計画を立ててみましょう。
実際に勉強を始めてみて、結果的に短時間で済むならまだしも、はじめから甘く見積もっておくのは、命とりになる可能性があります。
目標の勉強時間を定めてスケジュールを組んでみよう!
目標とする勉強時間を定めたら、次は宅建試験本番までのおおまかなスケジュールを逆算し、組み立ててみましょう。
具体的には、宅建本番までの残り日数から「1週間あたり」「1日あたり」の学習計画を落とし込んでみます。
300時間を目標にする場合
目標時間を300時間とした場合の、宅建学習のスケジュール例です。
勉強開始日 | 週あたり勉強時間 | たとえば・・・ |
5月1日 | 約12.4時間 | ・平日1.5時間×5日 ・土日2.5時間×2日 |
6月1日 | 約15.1時間 | ・平日2時間×5日 ・土日3時間×2日 |
7月1日 | 約19.3時間 | ・平日2.5時間×5日 ・土日3.5時間×2日 |
400時間を目標にする場合
目標時間を400時間とした場合の、宅建学習のスケジュール例です。
勉強開始日 | 週当たりの勉強時間 | たとえば・・・ |
5月1日 | 約16.5時間 | ・平日2時間×5日 ・土日3.5時間×2日 |
6月1日 | 約20.1時間 | ・平日2.5時間×5日 ・土日4時間×2日 |
7月1日 | 約25.7時間 | ・平日3時間×5日 ・土日5.5時間×2日 |
勉強時間がない!の原因を探る3ステップ
宅建本番までのスケジュールを組み立ててみると、多くの人が「勉強する時間がない!」という問題に直面します。
時間の問題に直面したら、すぐに解決方法を考えるのでなく、まずは原因を探るようにしましょう。原因が分かれば、解決策も浮かんでくるはずです。
原因を探る3ステップを解説します。
ステップ1:1日のスケジュールを書き出し
まずは普段の1日のスケジュールを書き出します。この作業で、あなたが何にどれくらいの時間を掛けているのか?が客観的にわかるようにします。
※書き出す方法はなんでも構いません。紙に書いても、スマホのアプリで記録してもOK。大事なことはあなたの時間の使い方を知ることです。
※曜日によって生活スタイルが変わる場合には、代表的な日を2~3日ずつ書き出してみます。(例:仕事がある平日を2~3日書き出す。休日を2~3日書き出す。)
※なるべくこまかく書き出しましょう。

ステップ2:スケジュールを分類分け
次に、ステップ1で書き出した行動・スケジュールを以下の3つに分類します。
- 1次活動:睡眠、食事など、生理的に必要なもの。
- 2次活動:仕事、学業、家事、育児・介護、買い物など社会生活を営む上で義務的な性格の強いもの
- 3次活動:1次、2次活動以外で、各人が自由に使える時間における活動。例えば、『移動(通勤・通学を除く)』『テレビ・ラジオ・新聞・雑誌』『趣味・娯楽』『スポーツ』等です。

ステップ3:分類分けから傾向をつかみ、原因をさぐる
ステップ2でおこなった分類分けに基づき、24時間のうちで、それぞれの活動が占める時間割合を計算します。
例えば、以下のような流れです。

24時間のうちの1次・2次・3次活動の占める割合傾向がつかめたら、その傾向に基づいて原因を探ります。
「時間が無い!」という場合の原因は、下記の2つしかありません。
原因①:本当に時間がないパターン
あなたのスケジュールのほとんどが1次・2次活動で占められており、3次活動がほとんど無いような場合、こちらに該当します。
1次・2次活動は、生理的・社会的に必要な活動です。よって、1次・2次活動で生活時間の多くが占められている人は、現状の生活サイクルを繰り返している限りは、そもそも宅建の学習に割く時間がないということになります。
よって、既存の1次・2次活動について、その内容を見直し、まずは時間を作り出す作業が必要です。

原因②:本当は時間はあるんだけど、他のことに時間が使われているパターン
あなたのスケジュールに3次活動が一定時間含まれている場合、こちらに該当します。
「平成28年社会生活基本調査(総務省)」によると、日本人は週全体平均で、1日約6時間程度の3次活動(自由に使える時間における活動)を行っていることがわかっています。したがって、ほとんどの方の場合は、こちらのパターン②が原因になっているはずです。
ちなみに、一般的な3次活動の内訳は
- テレビ・ラジオ・新聞・雑誌:2時間15分/1日あたり
- 休養・くつろぎ:1時間37分/1日あたり
- 趣味・娯楽:47分/1日あたり
となっています。
こちらに該当する人は、いかに合格に向けたモチベーションを上げて、既存の3次活動を、宅建の勉強時間に充てることができるかがポイントです。「時間がない」訳ではなく、「動機付け」のための自己管理や・仕組みづくりをおこなう必要があります。

原因別「勉強時間が無い!」の具体的な解決方法
※別記事で準備中※