宅建の過去問について知りたい方へ。
「過去問はいつから取り掛かればいい?」
「どんな問題集を選んだらいい?」
宅建の過去問活用について、宅建に独学合格した、現役宅建士が解説します。
宅建の過去問の使い方
得点を効率よくアップさせ、合格ラインにいち早く到達するためには、過去問にむやみやたらに取り組むだけでなく、目的をもって取り組むことが大切です。
要は、過去問の使い方にもコツがあるのです。
本記事では「いつ?」・「どのように?」という視点で過去問の使い方を解説します。
過去問はいつから取り掛かればいい?
過去問学習に「早すぎる!」ということはありません。
宅建の学習をスタートしたら、なるべく早いうちに過去問に取り掛かるようにしましょう!
なかには、最後の力試しとして、参考書・テキスト学習が完了するまで過去問には取り掛からない人もいますが、学習効率を考えると、なるべく早いうちから取り掛かるのがベストです。
宅建の本試験問題は、その多くが過去問から繰り返し出題される傾向にあります。
宅建の試験範囲はとにかく膨大ですので、そのすべてを完璧に覚えようとしては、いつまでも学習のゴールが見えてきません。
過去問にいち早く取り組み、出題傾向を知ることが出来れば、「勉強すべきこと」と「そうでないこと」が見えて、学習の効率が良くなる、という訳です。
多くの宅建受験生は限られた時間の中で学習を進めており、過去問を最後まで残しておくのは、学習効率を考えるとおススメできません。
もし「総仕上げとして取り組むものが無いと不安」ということであれば、過去問ではなく、模試を活用することをおススメします。
過去問題集の選び方
ひとくちに過去問集といっても、市販されているものには、大きく分けて2つの種類があります。
ひとつめは、年度ごとに過去問がまとまった「年代別の過去問集」。そして、ふたつめは、出題の分野ごとに過去問をまとめた「分野別の過去問集」です。
学習をスタートする際には、分野別の過去問から取り組むことをおススメします。
宅建の試験範囲はとても広いため、年代別の過去問を使って総花的に取り組んでいっても、出題傾向をつかむのに時間が掛かってしまいます。
一方で分野別の過去問集であれば、短期間のうちに、何度も同じ分野の問題に取り組むことになりますので、出題傾向をつかみやすく、記憶への定着も早くなります。
ただし、宅建試験全体の総復習や本番の時間間隔をつかむために、年度別の過去問に取り組むことも大切です。
過去問ひとつ取り組む際にも、その目的を明確にすることが大切です。