よみ たんたいきてい
「単体規定」をざっくり言うと、、、
単体規定とは
建築基準法で決められている基準・ルールのうち『建てようとする建物自体に焦点・着眼点を置いて作られた基準・ルール』 の総称
です。
「単体規定」を詳しく説明すると、、、
前提知識から順を追って説明します。
まず建築基準法とは、建物を建築する時の基準・ルールを定めた法律です。
ちなみに“建物”と一口にいっても、そこにはいろいろな役割・機能があります。例えば、人の住まいとしての役割・街づくりや景観としての役割・人のふれあいの場としての役割・・・などです。このような建物の機能を維持し・守っていくため、建物を建てる際の必要最低限の基準・ルールを定めているのが建築基準法です。
そして建築基準法にはたくさんの基準・ルールが定められていますが、その基準・ルールを分類すると、おおきく2つに分類されます。
ひとつが『建てようとする建物自体に焦点・着眼点を置いて作られた基準・ルール』
そして、もうひとつは『建てようとする建物を含めた、街並みや都市づくりに焦点・着眼点を置いて作られた基準・ルール』です。
このうち 『建てようとする建物自体に焦点・着眼点を置いて作られた基準・ルール』 のことを総称して単体規定といいます。
建てる建物単体のことしか考えてないから単体規定です。
たとえば、
●建物の構造・強度がちゃんとしてるか?という基準
●お部屋の風通し・日当たりがしっかり確保できているか?という基準
などです。
これらの基準・ルールは、建物の周りのことというより、まずはその建物自体に安全性があるのか?住み心地に問題がないのか?という視点で決められています。