よみ さいむ
「債権」をざっくり言うと、、、
債権とは
特定の人に「~~しなくてはならない」「~~してはいけない」という義務のこと
です。
「債権」を詳しく説明すると、、、
債権の債という字は『さい』という読み方以外に、
『債し』『債り』と書いて『債し』『債り』という読まれ方もします。
このうち『債り』とは、『借りがある』の借りと同じ意味で、人から援助などを受けて、そのお返しをしていない状態のこと、をいいます。かたや、債務の務という字は『つとめ』という意味で使われる漢字です。
『債務』という言葉は、この『債り』と『務』を組み合わせた言葉です。
つまり、債務とは、他の人から援助などを受けた(もしくは受ける予定)にもかかわらず、まだそのお返しをしていない状態で、その人に「~~しなくてはならない(もしくは、してはならない)」という、一定の行為・お返しをしなくてはいけない義務のことをいいます。
債務は契約をした時に発生します。
たとえば、不動産の売買(売り買い)の契約をした時には
- 売主:(お金を貰えるんだから)買主にちゃんと不動産を引き渡さないといけない
- 買主:(不動産を貰えるんだから)売主にちゃんとお金を払わないといけない
というそれぞれの債務が発生します。
ちなみに『債務』の対となる言葉が『債権』です。
債権とは、ある特定の人に『ちゃんと~~してよね』と言うことが出来る権利のこと、です。